親友 [小さなお話]

何で教えてくれなかったのかって?
親友だろってか?

君のそういうとこが嫌なんだ
僕が君に何でも話すなんて
思わないで欲しい

君は、僕のことなら
何でも知っていると
思ってるけど
何にもわかっちゃいない

だって。。。
実は、僕は前から
君が大嫌いなんだ

えっ、どれほど嫌いかって?

そうだなぁ
今すぐ、隕石が君の頭に落ちてきて
死んでくれないかなぁと思うくらい

。。。かな

おいおい
ちゃんと聞いてるか?
こんなこと言いたくて
言ってるわけじゃないんだ
君が聞きたがったんだろ
居眠りなんかするなよ

。。。っで

この際だから、言っておくけど
君は僕のことを
占い師だって思ってるよね
でも、僕は占いなんかできない
ちょっと特殊な能力があるだけなんだ

言ったことが現実になるって能力さ
まぁ、10回言ったうちの
1回か2回くらいのもんだけどね


……。

だから、寝るなって言ってるだろ

あれ?
寝てるんじゃないのか?

おぃ…

あっ、死んでる

そっか、隕石に当たったのか…

ほらほら、言わんこっちゃない
君がいらんことを聞くから
本当になっちゃったじゃないか…

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コメント 2

はる

りこさん、お帰りなさい。
親友という言葉の重さを感じました。ぜひ朗読させて下さい。
お願いいたします。

by はる (2017-09-25 21:15) 

春待ち りこ

はるさん
こちらにあまり来ないので
一か月も気付きませんでした。ごめんなさい。
だいぶ遅くなりましたが、こんなものでよければ
ぜひぜひ、どうぞ。
大変お返事が遅くなってごめんなさい。
よろしくお願いいたします。
by 春待ち りこ (2017-10-18 00:10) 

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