幸せ [詩]

君のことを思うと
いつも幸せがこぼれ出した
元気がどんどん湧いてきて
だから、頑張ろうって
思い続けてこれたんだ

でも今、君のことを思うと
涙がこぼれ出す
ため息ばかりついているから
この家が。。。
暗くてつらい

かつては、笑い声で溢れていた
ここが私の楽園だった

ついこの間までの話
そう。。。ほんの少し前までは

君は遠くに行ってしまった
もう、手が届かなくて
抱きしめることも出来ない

それがせつなくて仕方がない

君の求める未来が
君の出した答えが

今、私を苦しめている
それは事実

けれど、それが間違っているとは限らない

それもまた、真実であることを
私は知っている

君の気持ちが
わからないわけじゃないんだ

でもね。。。
心配なんだよ

そっか。。。
君はその道を行くんだね

それを止められたら
どんなにいいだろう
そんなことも思ってしまうけど

どうやら今度は無理そうだ
君の意志は固い

これは君の航海
ただ、見送るしかないのかな
ただ、見守るしかないのかな

頑張って
頑張って
頑張って

そしでも、もし、、、
生き暮れてしまったら
いつでもここへ戻っておいで

どんな時でも
私は君を待っているから
両手を広げて待っているから
あたたかい飲み物と
甘いお菓子でも用意して。。。

私がいなくちゃ生きられなかった
ちっちゃなちっちゃな命が
今、私の手を離れて
手の届かない場所へ行きました

夢半ば。。。なのに
何もかもを投げ出して
色んな人に迷惑をかけて
色んな人をがっかりさせて

でも、君にとってその場所は
決して譲れない場所で

そしてそれを君は
たぶん、幸せと呼ぶんだね

幸せだと。。。思うんだよね

バイバイ。。。バイバイ。。。

赤ちゃん。。。.gif

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風に吹かれて [詩]

たった一つ狂っただけで
こんなにあっけなく
崩れてしまいそうになる

必死に保とうとするけれど
きしんで
きしんで
心が音を立てる
醜い音だ
聞くに堪えない

誰か助けて。。。
と叫ぶけれど
救済はない

唯一、目の前にたれた
頼みの綱は
何とも頼りない
蜘蛛の糸

力を込めただけで
プチン。。。なんて

八方ふさがり
四面楚歌

今の状況を語る
言葉だけは知っている

そんな時でも心は
あがき
もだえ
苦しむのだ

こんなはずではなかった
このままでは終われないと

そう思えば思うほど
身動きが取れなくなって
苦しさが増す

窓の外には
風が吹いている

支えきれなくなった心に
風が歌う

こちらにくれば
楽になれるのに。。。

風の誘いのまま
流されてしまえば
そこには自由があるかもしれない

でも、私は知っている
そこには
私の大切なものが
ないってこと

守るものが何もなければ
人は自由だ

けれど。。。

守っているからこそ
人は人でいられる

人を辞める
そんな勇気もなく

人であり続ける
そんな強さもなく

ただただ風に吹かれて
きしむ心を
もてあましている
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目隠し [詩]

どんなに素敵に笑っても
どんなに器用におどけても

時折、君は心の中で
声も出さずに
泣いている

そんなに頑張らなくていい

僕が何度、そう言ったって
君は笑顔を絶やさない
笑ったまんまで今日もまた
心の中で泣くんだね


素敵な笑顔のその奥で
君の心が流した涙は
誰にも知られることも無く
ただただ静かに溜まってゆく

ほっておいたら
いつの日か
君の心は
溺れ死ぬ

それがわかっているからさ

もうほってはおけないよ
ほっとくわけにはいかないさ

君が溺れるそのまえに
君の心が泣ける場所
僕の心に作ったよ
出来れば、ここへ来てほしい。。。


一人で全部
背負い込んで
それでも平気なふりをして
いつもいつも笑ってる
明るい君が
そこにいる

だけど僕は知ってるよ

ホントに君は不器用だって
ホントの君は泣き虫だって

絶対弱音を吐かない君を
ずっとずっと
見てきたからさ

僕が君の心ごと
その涙さえも受け止める
そんな器になれたらと
そんな器になりたいと。。。

それが僕の
一番の願い

笑っているのに
泣きたいときは
こっそりここへ来ればいい

僕の心の片隅の
君のためだけにある小さな居場所

ここなら
誰にも見つからないし
ここなら誰にも
見られない

ここでしばらく泣いたなら
ここでしばらく泣けたなら
君の心は少しだけ
軽くなるんだと信じたい

それもいやだと言うのなら
僕にも涙は見せたくないと
君がそんなふうに思うなら

君が泣いてる間はさ
僕は目隠ししてるから

ずっと。。。
目隠ししてるから
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世の中 [詩]

雨が降ったら 洪水だ
雪が降ったら 豪雪で
風が吹いたら 家が飛び
雷 落ちたら 人が死ぬ

近頃 世の中
おかしくないか?
地球を敵にまわしたか?

地べたが揺れたら たいへんだ
海がいかれば たいへんだ
山がおこれば たいへんだ
流行り病は たいへんだ

たいへん たいへん
たいへん たいへん

僕らの生きてる世の中は
たいへんばっかの世の中だ

怖いな 怖いぞ
ビクビクビク
ヤバいな ヤバいぞ
ブルブルブル



隕石 落ちたら おしまいだ
カルデラ噴火じゃ おしまいだ
原発 はじけりゃ おしまいだ
地球もやがては おしまいだ

おしまい おしまい
おしまい おしまい

僕らの生きてく世の中は
おしまいばっかの世の中だ

未来はどこだよ
キョロキョロキョロ
明日の先は
闇 闇 闇



怖くて暗い世の中で
僕らはみんな生きている
肩寄せあって腕くんで
それでも僕らは生きていく

怯えていても
はじまらない。。。
震えるだけじゃ
つまらない。。。

たいへんばっかの世の中を
おしまいばっかの世の中を

せめて今だけ
生きてやれ

こんな世の中だからこそ
力の限り 生きてやれ

MM900174012.jpg

image65.gif

ご無沙汰しております。
申し訳ありません。

いろいろ思うことがあって
書けずにいます。

ちょっと、めげてます。。。

でも、がんばります。

もう少し、時間がかかりそうですが
大丈夫。。。

いつかまた。。。
ワクワクしながら、お話が書きたいです。

その時はまた、よろしくお願いいたします。
    
                     春待ち りこ
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贖罪 [詩]

私はずっと探していた
生きる意味って奴を
誰もが一度は
立ち止まる壁の前で
ひたすら探し続けてたんだ

生まれてきた意味が
どこかにあるはずと

他の命を食べてまで
明日を繋ぐ意味なんて
どんなに探したって
見つからなかった

それっくらいちっぽけな自分の命
もてあましながらも
あきらめられなくて

夏の夕暮れ
ヒグラシがやかましい
自分の命はここに
確かにあるんだぞって
叫んでるみたいでさ
最後の最期の瞬間まで
ヒグラシは鳴き続け
そしてやがて、命は尽き
鳴けなくなる
それが命のしくみ
MB900228278.JPG
そんな鳴き声の中で
ある日。。。
気づいてしまった

どんな理由があったとて
命にとって
その終わりが
すべてのピリオドになる
それは、世界の終りと等しい
そんな命を食べながら
私は生き続けている

ならば。。。
私の明日のために
幾つの。。。
世界の終りがあるのだろうか

私の命は罪なのか
私の命は悪なのか

そんなはずない
そんなことない
打ち消しても
打ち消しても
真実は壁となって
私の前に
立ちふさがる

しばらくは。。。
泣いて過ごした

自己嫌悪に
吐き散らかした

それでもやがて。。。
お腹が空いて
また世界の終りを
胃袋に詰め込むんだ。。。

あぁ。。。なんて
命とは罪深い
でも。。。だからこそ
無駄にしちゃいけないのか

私はいつか
泣くのをやめた

わかってしまったから

たくさんの命という
世界の終りを食べて
それでも明日に向かおうとする
自分の命

私自身に
たとえたいした意味なんかなくても
それでも明日を望むその気持ちは

あとから
あとから
嫌になるくらい
あとから

溢れくるんだ
溢れてしまうんだ

その溢れ出た思いこそが
命の意味だと

やっとそんなふうに
思えるようになったよ

だから。。。
無駄になんかしない
もう、立ち止まらない

食べた命の分まで
ひたすら生きるよ

この人生で
何が出来るかわからないけど

少なくとも
明日も生きようとするよ

そうでなけりゃ
あまりに悲しすぎるから

だから。。。生きるよ

もっと生きるよ

神様がここまでだよって
止めに来るまで

だから。。。生きるよ

懸命に生きるよ

そう思うことが
私の贖罪。。。

そんな気がしてならないから

ただひたすらに
生きるよ

そうすることが
私の贖罪。。。
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悔いと未練に送られながら [詩]

未来に心底、絶望し
明日からまるで逃げ出すように
命を落としてゆくよりも
ささやかでいいから希望を持ち
明日を楽しみにしたままで
できればそのまま。。。
深い眠りにつきたいと願う

こんな時代だ

ともすれば、この世の全部何もかも
一切合切嫌気がさして
生きることすらやめたくなる
そんな日も
たしかにあるにはあるのだけれど

それでもやっぱり
悔いなく死ぬなんてまっぴらごめん

明日の夢に手を伸ばしながら
未来に未練たっぷり残して
ちょっと悔しい顔でもしながら
私は逝きたいんだよ

まだまだ生きたかったって
もう少しやりたいことがあったんだって

だってさぁ。。。
満足のいく人生なんて
本当はどこにもない
これで充分なんて
絶対絶対思えない

昨日より今日
そして、今日より明日
そう望んでしまう
そう願ってしまう

でもそのことこそが
もしかしたら。。。

幸せだってことなんじゃないかなって
そんなふうに思うんだ

明日も生きたいと思うのは
命ある今日が
確かに幸せだった証

そして明日はもっと幸せになる

そう思えることこそが
私の望む贅沢な人生。。。

それは、そう。。。
最後の最期の一呼吸を終えるまで

だから。。。やっぱり

悔いなく死ぬなんてまっぴらごめんだ
明日掴むはずのでっかい夢に
この手を必死に伸ばしたままで

すっごく悔しい顔をしながら
私はその日を。。。
その瞬間を。。。
迎えるんだと思う

夢半ばで終わる無念の人生

たぶんそれが、私の人生のスタイル

最期まであきらめの悪い奴でいるよ。。。
あきらめの悪い奴でいたいと思うよ。。。

そして、私もいつか逝く
悔いと未練に送られながら。。。

くまと流れ星.jpg


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たからもの [詩]

きつねのかおしたおばけがくるよ
たからものをうばいにくるよ
あたまさげさげ
やさしいことばで
わたしのいちばんたいせつな
たからをうばいにやってくる

わたしじゃ
もうだめなんだって。。。

さいしょはあんなにひかってたのに
わたしのてのひらのうえでは
もうひからなくなっちゃったから。。。

たからをふたたび
ひらかせるには
もう。。。てばなすしかないよって。。。

すこしあわれむひょうじょうで
きつねのおばけはそうつげる

たしかにそれは
そのとおり

わたしにだって
わかってる

でもさ
でもね
それでもね

あたまでわかっていたってさ
こころがのたうちまわるんだ
いやだよいやだよ
そんなのやだよと
こどもみたいにだだこねる

きつねのかおしたおばけがきたら
たからものはなくなっちゃう

それはとってもかなしいことだ
それはとってもさびしいことだ

こころのそこからいやだけど
にげても
さけんでも
わめいても
どうにもさけられないことは
いやっていうほどしっている

ぜんぶわかっているからさ

とっくにかくごはしてるんだ
くやしいけれど。。。してるんだ


たからものはわたしにとって
いきるすべてのいみだった


だからきっと
そのひがきたら

たぶんわたしは。。。
ぬけがらになる

ぬけがらになったところで
それをかなしむことはない
まもらなければならないものなど
このよのなかに
なにもない

たからをもたないわたしなど
わたしがわたしであるりゆうすら
どこにもそんざいしないから

わたしはただのぬけがらとして
のこりのじんせい
むいみにくらす
さいごのさいごのひとこきゅうまで
ふらふらこのよで
じかんをつぶす


かくごをきめるといったって
ただそれだけのことだから

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いらないじゃん [詩]

s-0857.png
なにか。。。
不都合なことが起きるたび
なにか。。。
嫌な状況におかれるたび

あぁ、あの時。。。
違う選択をしていたら
こんなことにはなってないって
思う。。。

ここではない今を空想しては
そこに暮らしている
今の私でない私に
憧れたりもする

パラレルワールド

たくさんの未来が
もしも存在しているとしたら

こんなはずじゃない自分
こんなはずじゃない世界
こんなはずじゃない今と
こんなはずじゃない未来

そんなものが。。。
あったかもしれないな。。。


始めに間違ったのは
いつなんだろう

そう考えて想い出を遡る

すると。。。
随分前にまで戻らなくちゃで。。。

全てをやり直すためには
理想の私に出会うためには

ほぼ。。。人生丸ごとやり直し

それでも、今よりマシな未来になるなら
アリ。。。かな

そこで、出会えたはずの
今は見知らぬ誰かが
もしかしたら。。。
本当は。。。
私の救世主だったかもしれない

うん。。。
確かにそうかも

で。。。
私はこんなんじゃなくて
もっともっと幸せでさ
そう。。。幸せで。。。

だから。。。
娘には、絶対私のような選択はさせないぞって
出来る限りの経験値をつぎ込んで

あれは、やめたほうがいいとか
こうしたほうがいいとか

娘の幸せを願って
余計なことまでアドバイス

だけど、娘は私の思うようにはならない
それって、当たり前なんだけど
頭では分かっているのだけれど

同じ轍は踏ませたくないって
必死になってる

あれ?

いつか。。。ずっと昔
私が両親を煩わしく思っていた頃
彼らから、同じ言葉を聞いた。。。よね

娘は私に似ている
思考の仕方や
優先順位が。。。
だから、似たような選択をする

それは、間違いなのに!!!

見てられなくて
ついつい。。。
いろんなことを言ってしまうけど

私は知っている
彼女は。。。私の思い通りにはならない
だって、彼女は彼女の人生を生きている

それでも。。。
思わずにはいられない

あぁ。。。だめだめ
そんな事をしてたら
私みたいに不幸になっちゃう

。。。そう。。。不幸に

不幸という言葉を使って
初めて自分を振り返る

私って。。。不幸だっけ?

パラレルワールドに
行けたとして
そこで違う私になれたとして

私を取り巻く環境が
今と違うものだとしたら
もしかしたらそれは
今の家族と違う家族。。。ってことも?

いやいや、それだけは
どうしても嫌だ

娘が生まれた時
ただただ。。。
出会えたことに感謝した

何度生まれ変わったって
私はこの子の母になるぞって
そんなふうに思った

もちろん、今だって。。。そうだ
代わりなんていない唯一無二の存在

彼女と出会うためなら

どんな不都合だって
どんな嫌な事だって
私は受け入れる

だって。。。
彼女と出会えたことが
そのことこそが

私の一番の幸せなんだから

だったら。。。
今の私って幸せってことじゃん

なんだ。。。

パラレルワールドなんか
いらないじゃん

いらないじゃん。。。
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 [詩]

随分長く生きてきた
たくさんの人たちと出会って
たくさんの人たちと別れてきた

出会いと別れはずっと繰り返されている
それは、私の人生に打ち寄せる波のようなもの
押しては引き
引いてはまた押し寄せて
こちらが望むか望まぬかにかかわらず
ただただ。。。繰り返し寄せる波

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この世に光なんかない
私には何の価値もない
自分が生きるために
他の命を食べるくらいなら
いっそ死んでしまいたいと
口癖のように呟きながら
リストカットを繰り返してた彼女は
3人の子供を育てあげ
今や、2人の孫の面倒をみながら
死にたかったことなど忘れたように
笑顔で日々を過ごしてる

その笑顔を見ていると
あの頃の彼女が嘘のよう。。。
やっと生きる意味ってやつを
見つけたのかもしれないね
死んだりしなくてよかったね

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いつも冗談ばかり言って
明るくおどけて笑ったあいつ
あんまり楽しそうに生きていたから
ちょっと羨んだりもした
そんなあいつが、ある日突然
翼も無いのに空へと飛んだ
そのまま地面とキスをして
あいつは星になったんだ
住んでたマンションの5階の踊り場に
あいつの靴だけが
なんだかとても行儀よく
二つ並んで。。。おいてきぼり

ホントは悲しかったのかな
ホントは苦しかったのかな
あんなに笑っていたからさ
何も気付きもしなかった
あいつが死んだと聞かされた夜
私達仲間はみんな。。。
あいつの靴と同じように
あいつの心を何も知らぬまま
この世にポツンとおいていかれた

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実の母から疎まれて
家出をしていた少女がいた
話を聞けば、母親は
彼女に暴力をふるうらしい
『このままだったら殺される』
『私は絶対、あんな母親にはならないわ』
そう言いながら泣いていた少女も
今は娘を持つ母親。。。
それでもまだ、泣いているんだよ

泣きながら。。。
泣きながら。。。

娘を殴ってしまったと
電話をかけてくるんだよ
悪いとわかっていても
叩いてしまうその瞬間は
どうにもとめられないらしい

そんな話。。。
どこかで聞いたことがある
携帯を耳にあてながら
私は記憶を探っていく

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あぁあれは、別の友達の話だったっけ
ドラッグに魅入られて
どうにも抜け出せなくなった奴
何度も何度もやめようとして
やめるんだって決意をして

努力してたよ。。。
必死に努力してたよ。。。
だから誰もが期待したんだ
立ち直ると信じたんだ

でも、やっとドラッグと縁が切れたと思った頃に
不意に訪れる魔の時間
その時間が訪れると
ダメだとわかっているのに
そう思えば思うほど
どうにもとめられないらしい
そこがドラッグの怖いところ

難儀なことだ

そして、その友達は今も尚
何度も何度も逮捕され
更生施設に入れられて。。。

そこをやっと出られた頃に
元気な姿で現れる
「今度みんなでピクニックにでも行こうよ。」
なんて明るい声で言ったりするけど
気付くとまた逮捕されてて
約束はずっと果たされないまま。。。

touka.png

人は誰でも心の中に
何人もの自分を住まわせている
普段はみんなで上手に分担して
器用に人生を歩んでる

でも、その中のたった一人が道に迷えば
運命共同体だから
他のみんなも迷ってしまう

出会いと別れを重ねるたびに
そんなふうに思うようになった
みんないい奴ばかりだったから
でもみんな。。。
どうしようもない奴ばかりだったから

波のような出会いと別れに
裸足になってつま先つけた

寄せる波には、はじめましてと
この手を優しく差し出して

引いてく波には、さよならと
この手をそっと振ってみる


touka.png


随分長く生きてきた
たくさんの人たちと出会って
たくさんの人たちと別れてきた。。。

そしてこれからも
たくさんの人たちと出会うのだろう
出会いの数と同じ分だけ
おそらく別れもあるのだろう

それは波のように。。。
押し寄せては
引いてゆく。。。
たぶん生きてる限り
ずっとずっと繰り返される
出会いと。。。別れ。。。
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140字の落書き [詩]

ツイッターに書きとめた。。。心の断片

ちょっと疲れてるのかなぁ。。。
弱気な落書き。。。してるなぁ

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いつまで夢を見るのだろう
どこまで夢を追うのだろう
思うようには動かないものだね
心も身体も
ずいぶん長く生きてきたから
人生のベテランパイロットのはずなのに
ずっと異常警報音が鳴りっぱなし
墜落寸前でフラフラ飛び続けているよ
鳴り響く警報音に埋もれながら
自分の操縦は今も危うい
   (2013年5月5日の落書き)

MB900355075.JPG

私に何が出来るだろう?
なんてくだらないことをぐだぐだと一日中考えていた。。。
その間に、風は空をキャンバスに、雲ででっかい絵を描き
夕日はその絵をオレンジ色に染めぬいた。
風も太陽も動いている。
そっか!
動かなければ始まらないんだね。
考えてるだけじゃ何も変わらないものね。
   (2013年9月17日の落書き)

MB900355075.JPG

どれも推測
本当のことなど、誰もわからない
明日どうなるかなんて知る術もない
だから、推測
所詮、推測
そんなもので、たじろぐなよ
一寸先が断崖絶壁だろうがなんだろうが
先に進むしかないんだよ
それが時の流れってやつさ
未来は望まなくても
生きてる限り、向こうから勝手にやってくる
   (2013年9月18日の落書き)

MB900355075.JPG

手の届きそうな場所に見えているのは
手の届くはずのない夢
あんなに近くに見えるけど
決して辿りつけはしない
私はもう知っている
あれは私でない誰かの現実
眺めることは出来ても
辿りつく事はないんだと
でも、あまりに近くに見えるから
もしかしたらと
愚かな期待を捨てられずにいる
   (2013年9月22日の落書き)


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