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パニック [日々のこと]

な。。。なんで???

今日は、旦那様の大学病院での外来

次の抗癌剤のクールのために

入院の予約を入れるんだと思っていた

。。。がっ

旦那様が担当医に言ったセリフ

もう、痛いのも苦しいのも嫌だ

針を刺されるのも繋がれるのも嫌

手術も嫌、入院も嫌



私は絶句

まさかの治療拒否???



無理に治療するわけにもいかない担当医

よって、

2週間おきに通院で抗癌剤の点滴をすることになる



待ってよ、それって。。。???



旦那様が命をあきらめたってこと?

まぁ、命より大切だったお店を閉めて

生きがいもなくしちゃったもんね

ただ、、、私はどうすれば?

残されても困るんだけど



旦那様が入院している間は

栄養面とか安心だったけど

今の旦那様はまるで食べられない

抗癌剤の中断で腫瘍は必ず大きくなって

もっと食べられなくなるとのこと



マジかっ



副作用よりこっちのほうが

苦しくて大変かもなんですけど



まぁ、私が守る価値もないと思われてるって

ことだよね。。。

そう理解しました



とにかくパニックで

説得も出来ずに

こっちが死にたいわ!!!

と思っている今



助けてください

助けたいのは、旦那様?

それとも自分自身???
わからなくなる夜でした。。。

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つい、うっかり [小さなお話]

昨夜、夢の中で

顔なじみの神様にあった。。。



お前、なんでここにいるんだ?



どうやら、神様は怒っている

しかも、察するに。。。激おこだ



えっとよく覚えてないけど

ついうっかり。。。



なにぃ???

ついうっかりって

お前はついうっかり死ぬのか?



えっ。。。私

死んだの?

だから、神様がここにいるの?



その瞬間。。。いろいろ

なんとなく思い出したのは

良くないことばかり考えて

ついうっかり。。。魂が抜けた気がしたこと

そのまま。。。ここへ

うん、そうそう

ついうっかりだ

魂ってうっかりしてると抜けちゃうんだ



神様はこう言う

お前、よくみてみろ

この世の中は、必死になって生きている人々で

あふれているんだ

おまえのように、ついうっかり死にましたなんて

許されないんだよ

だから、もう一度地上に戻って

ちゃんと生きなおしてきなさい



私はこのままでもかまわなかった

けれど、神様には借りがあった

以前、必死に祈って祈って

やっと助けてもらったことがあったのだ

なので。。。逆らうわけにもいかず



はい。。。出直してきます



私はこの世に戻った

というか、戻された



っで、目が覚めた

そうだった

ついうっかりは、許されないんだ

目覚めた私は、息をしていた



たしかに、生きていた。。。

神様、ご迷惑をおかけしました

ちゃんと、生きなおしてみます



もちろん、私なりにですけど

それでもまた、ついうっかりなんてことがあったら

そのときはどうぞ、よろしくお願いします



なんせ、魂は

ついうっかり、抜けてしまうようなので



生き暮れた夜とかに

灯台のない海に流されることがあれば

弱気な私は

たぶん。。。



その時は、もう

追い返さないでください

それまでは、必死にやってみますから



またひとつ、神様に借りを作ってしまった

お世話かけます



もう、初詣とかで

賽銭10円で

世界平和とか祈りません



しってますよ

世界平和が10円では買えないのは



神様があの時

教えてくれたものね

確かあの時も10円、もどされましたっけ。。。



今となっては随分と

懐かしい思いでではありますが



また、お会いすることと思います

その時は、どうぞよろしくお願いします


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年が明けました [日々のこと]

父が入院した
もう、89歳
認知症が進行して
家庭でのケアも限界
介護施設はどこにも入れなくて
結局、病院へということになった

日本語もわからなくなってきた父
自分が誰でどこにいるのかもわからない父
ほんの数秒前の記憶すらなくす父

病院でも食事を拒否
薬も拒否
水分も拒否
。。。らしい。。。

感情もコントロールが出来なくなっているので
怒鳴ったりもしている。。。らしい

病院側も対応に困って
実家に電話が入るありさま

よくここまで。。。
こんなになるまで。。。
自宅で介護出来ましたねぇ

と言われたらしい
介護出来てたわけでは決してない
ただ。。。入れてくれる施設が無かった
だから、母が老々介護して
何とか今まで過ごしてきた

父の尿道ストマ。。。
これを交換できる施設はなかなかなかったし
まだ、歩ける父を受け入れる施設もなかった

動ける認知症。。。
これは、嫌われるんだなぁ

入院するとすぐに寝たきりになりますよ
病院の先生にはそう言われたけれど
動けるうちは受け入れる施設が無いのなら
この入院は。。。
言葉は悪いけれど
寝たきりにさせるための入院でもある

精神的に参っている母
もっともだと思うけれど
母も限界だった。。。

これで、施設に空きが出来て
受け入れってことになれば
そこでリハビリのカリキュラムが組まれるそうだ

おかしな話。。。

動けるから受け入れられないって言われて
寝たきりになって受け入れられたら
動けるようにリハビリするのか???

家族としては複雑

ただ、ほかに選択肢もなくて
そうせざるを得ない

父にとってみれば
どこかもわからない病院で
毎日、パニックだろう。。。

それもそれで
可哀想ではあるけれど

少しずつ、全てが変わってゆくのがわかる
幼いころ。。。
私を守ってスーパーマンになってくれた父が
今や。。。私のことはわからない
古い記憶の中にダイブして
タイムトラベラーとして生きている

父の帰りたがる生家は
もうすでにないし
会いたがっている兄弟たちは
この世にはもういない

切ないね。。。
それでも大切な父だ
少しでも楽しい時間が過ごせればいいのだけれど
そんなことを思ったりする

父は入院した
それは、終わりに向かう第一歩

何か、切ないね
仕方のない切なさに
打ちひしがれている。。。

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娘が泣いていた [日々のこと]

少しだけ。。。愚痴らせて
今日、娘からlineで
動画が送られてきた
娘は。。。泣いていた
双子の孫の男の子のほうに
小学一年生に、噛みつかれたらしい
くっきりガッつり
二つの歯型が娘の腕に。。。
泣きながらそんな動画を送ってきた

双子の女の子のほうは
明らかに発達障害があり
小学校のクラスも特別支援級

娘としては、それがとても心配で
学校に行っている間
男の子の孫のほうに頼っている
出来ないことはしてあげろ
一緒に行って、一緒に帰る
これに例外はない

明日の授業の準備も
彼にやらせたり
着替えも彼に選ばせたり
これでは。。。
ヤングケアラーだ

確かに。。。
親がそばにいない学校において
頼りになるのは彼なのだろう

でも。。。それは。。。
まだ6歳のかれにとって
どれほどの負担になるのか
ストレスもたまるだろう

双子ということもあり
同じ年の子供たちに比べ
彼らは酷く小さい
心も身体もまだまだ平均には遠い

娘にしてみれば
女の子をかばってあげられるのは
双子である男の子しかないと
そう思っているのだろうけど
それはわかるのだけど
いくらなんでも荷が重すぎる

発達障害の検査をすすめた
お友達にも嚙んだりするそうで
他害行動が激しい
こだわりもむしろ
男の子のほうが多いし
これは。。。叱ったりしたら
逆効果になりそうな気がする

女の子の方は
生後2ヵ月で脳梗塞を発症
入院を経て今、観察療養中
明らかに普通の子供たちと
同じと言うわけにはいかない

それに目が向きすぎていて
もう一人の大切な命に負担をかけすぎてはいないか?
どうしても、そう思ってしまう

二人ともまだ。。。
親に甘え倒したい時期なのだ

心配は尽きないけれど
とりあえず。。。
今日、娘が泣きながら
動画をおくってきた

娘も心配だ
やけを起こさなければいいけど
確かにそれは娘が自ら選んだことだ
責任を負わなければいけない

心配事が膨らんで
ちょっと弱気になっている
どうしてあげればいいものか。。。

だって私にしてみれば
可愛い娘と可愛い孫たち
誰も不幸になんてさせたくない

無力。。。だ
こんな時に本当に
自分の無力さを感じる

ただ。。。私はいつだって
あなた達を思っている
あなた達の味方でありたい

出来ることなら何でもするよ
なるべく、誰も傷つかないように

明るいほうへ。。。明るいほうへ
何とか目指して歩いていこう

いつか。。。
笑い話に変わることを信じて。。。さ

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100ccのビーカー [日々のこと]

職場の忙しさはマックスで

いつもの3倍の仕事量

なのに定時で帰らないと怒るボス



残りの仕事は自分がやると言い張る

そして。。。

自分はこんなにやってあげてるんだと

やたら恩着せがましい



ただ。。。

残業代を払いたくないだけなんだよね



何にしても仕事量が多すぎる

なのに時間通りに終わらないと怒るので

焦るあまりに

当然、ミスも出てくる

すると、さらに怒る



ボス自身もストレスと忙しさで

ミスを多発するけれど

それはそのミスに

私たちが気付かないのが

悪いということになる



よく見て!!!

と言われるけれど

よく見る時間がどこにある?



キャパオーバーですと言おうものなら

自分でキャパを決めるなとのたまう



はぁ???



私のキャパをボスが決めるの?

それっておかしくない?

無茶ぶりで無理難題の連続



普段、暇なんだから

こういう忙しいときには

もっと仕事をこなしてほしい

などと言う



さっさと、とっとと、

急いで、スピーディに



のせかす言葉の大連発



まさか100ccのビーカーには

100ccの水しか入らないことを

知らないとでも???

勝手な持論で私たちのキャパを300ccに

ボスが決めたとしても

もともと100ccビーカーだもの



無理に注げばそりゃあ溢れるよね



無理を通せば通りが引っ込む

そんな簡単なことすら理解しない

頭、いいのにね。。。

コロナワクチンで儲けようと

欲の皮が突っ張って

予防接種、入れすぎだよ



一般診療にも

影響出ているのに

仕事が遅いせいにして

怒って叱るのはどうかなぁ



叱り方だって怖いし

パワハラの典型

自分は高等民族だから

下等な私たちは自分の言うことを

ただただ、はいはいと聞いておけばいいんだ

っていう言い方



すみません

生まれつき100ccビーカーなので

300ccの水を入れたいのであれば

300ccのビーカーをお買い求めください



くどいようですが

100ccのビーカーには

100ccの水しか入りません

それ以上注げば

溢れます



そして、今。。。明らかに

溢れています
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バッターアウト [小さなお話]

ここは、天国の門
目の前に神様がいる

そう。。。

僕は死んだ
特にいいこともない
運に見放された人生だった

学校ではいじめられ
仕事では報われず
結婚も大失敗
挙句の果てに
早々と病気になって
人生もリタイア

僕の友人たちは
まぁ、最高とまではいかないが
それなりの幸せを手に入れて
まだまだ笑顔で人生を送り続けている

ささやかな幸せ

それがとても羨ましく思えた
友人たちと僕
どこが違ったのだろう
僕だって必死に努力したし
頑張ったはずだ

なのにいつも。。。

運には見放された
死んでしまって今更だとは思うけど
せめて神様に最後に一言だけ
言ってやりたいと思った
それだけで少しは
気分が晴れるかもしれない

「神様。。。
僕は一生懸命生きました
仕事も家庭も守るために
努力を重ねて
健康にだって気を付けて
でもね。。。
何一つ報われなかった
はっきり言って不運でした
ちょっと不公平じゃないですか?
僕ばっかり、こんな人生。。。」

神様はえっ?という顔をした

白々しい。。。

だって、この結末は
たぶん、おそらく、相当な確率で
神様が決めた結末。。。のはず

「おかしいなぁ。。。
人間にはそれぞれ平等に
チャンスをあげているはずなんだけど
ラッキーチャンスは
もれなく全員プレゼントされてるはずだよ
もちろん、君にもだ。」

神様の言葉に
僕はショックを受けた
待って待って待ち焦がれていた
この僕がそんなチャンスを見逃すなんて
あり得るはずはなかったから

いつだって必死に
幸運の女神を探し求めた
そして、これがチャンスだと思うたびに
手を伸ばして掴み倒した
ところがいつもいつも
その掴んだつもりのチャンスが
僕をもっと不幸にした

僕にチャンスなど
絶対に巡ってきたことはない
。。。と思う

でも、もし
もしも。。。

この人生に僕だけのチャンスが
確かに訪れていたのだとしたら
それを僕が見逃していたのだとしたら

悔しい。。。

それはとても悔しいことだ
恐る恐る神様に聞いてみた

「ちなみに
僕が見逃したチャンスって
何だったのですか?
どこで僕は間違ったのでしょう
ぜひ、教えてください。。。
神様。。。」

すると神様は
僕の人生の全部が書かれているという
さして厚くもないファイルを
ペラペラとめくりながら

あぁ。。。

と深いため息をついた

どういうため息なのか
もしかしたら、やっぱり何かの手違いで
僕の人生にチャンスはなかったとか。。。
それならそれで納得がいく

そうでしょうとも。。。
なかったでしょ。。。
僕にチャンスなんて。。。

そんなことを思っていると
神様がゆっくりした口調で
語り始めた

「君のチャンスはある意味
誰よりもビックチャンスだった
願えばなんでも叶うという瞬間が
人生に何度も訪れていたはずだ
君は見逃してしまったね
だって、君からの願いは
ただの一度もこちらには上がってきていないのだから
残念だったね
君のチャンスがビックだったから
なんでも叶うほどのすっごいチャンスだったから
まぁ、バランスをとるために
日常生活には
まったくと言っていいほど運がなかった
私は平等だからね
それも、事実だなぁ
大変な人生だったね。。。
でも私は、人間には平等に
チャンスをあげているんだよ
これだけは、信じてほしい。。。」

ビッ。。。ビッ。。。
ビックチャンス???

しかも、人生で何度も
願えばなんでも叶っちゃうような
チートなビックチャンスが
訪れていたのに
僕はそれを見逃した???

もしそれが本当ならば
僕はなんて馬鹿なんだろう
でも、神様が嘘をつくとは思えない

知りたい。。。

僕はどんなミスをこの人生で犯したのだろう

「神様、どうか教えてください
それは、どんなチャンスだったのですか
僕にはそんなチャンスに出会った覚えが
まるでないんですが。。。」

すると、神様がこう答えた

「君の場合は
流れ星だな
君も知っているだろう
流れ星に願いをかければ
それが叶うという伝説
あれは、本当のことなんだ
まぁ、君に限ってはそういうことだったのだよ
流星群を流したことも何度もあった
それでも、君は何も願わなかった

残念だがそういうことだ
これで、いいかな」

僕は言葉を失った

そっか。。。流れ星か

まさか、幸運のラッキーアイテムが
流れ星だったなんて
思いもしなかった

そういえば、いつも忙しくて
ずっとゆっくり夜空を見上げるなんてこと
確かになかったもんなぁ

僕はチャンスを見逃した

見逃し三振で
バッターアウト
それが僕の人生だった。。。

それにしても
流れ星だったとはね

気が付くと僕は
少しだけ泣いていた。。。

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おしまい

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お知らせ [日々のこと]

心機一転
ちょっと気分を変えるために
fc2ブログを始めてみました。

http://harumatiriko.blog.fc2.com/

よろしければ遊びに来てください。

少しずつだけど
更新してみようと思います。

何もない自分の
何もない時間
それでも生きていれば
いろんな思いも生まれて

独り言のようなブログになるとは思いますけど
どうか、ご容赦くださいませ。

         春待ち りこ
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いいやつだったな。

夢を見た
昨日の夢だ

夢の中に一人の男が現れた
見知らぬ男だった

男は言った

「あなたが行くはずの天国の神様を誘拐しました。
 戻してほしければ、身代金をください。
 無理にとは言いません。
 ただ、あなたが死んだとき
 その世界には神様がいないって
 ただそれだけのことですから。」

私は目がテンになった。

まず、神様を誘拐できるのか。。。
もし誘拐が本当だったとして
身代金っていくらなのか。。。
どちらにしても私はお金など持ってないし

では、天国に神様がいないと
どういうことになるのだろう
何か困ることが出てくるのか。。。

頭の中でいろんなことを考えていると
男はクスリと笑う

「あなたの疑問はもっともです。
 まず、身代金ですが
 お金ではありません。
 あなたの夢をもらいたいのです。
 もちろん、あなたの心が飢えない程度の
 夢は残して貰って結構ですが
 相手は神様ですからね。。。
 安くはないですけど
 とりあえずは今持っているあなたの夢を
 頂けるだけ頂いて
 あとは、ゆっくり少しずつ渡してくれればいいのです。

 あなたが死ぬまでにもし夢の量がまにあえば
 あなたは神様のいる天国へ行ける
 間に合わなければ、あなたの行く天国には
 神様はいない。
 それだけの話です。
 ちなみに天国に神様がいないと
 あなたが困るかどうかは。。。
 私にはわかりません。
 凄く困るかもしれないし
 まったく困らないかもしれない。
 
 本当は私だって、こんなことはしたくはないのですが
 最近の若者の夢は小さくて
 なかなかお腹がいっぱいいならないのです。
 謙虚っていうんですかね。
 夢は語らない。
 叶わない夢なら初めからみない。
 砂浜へ流れ着いた砕けたガラスひろいあつめて
 綺麗だねって満足だねって家宝にするわ。。。っていう
 ちょっと高めの缶詰と缶酎ハイで
 この贅沢は自分へのご褒美。。。だっていう

 小さな幸せ
 それも確かに夢です。
 ただ、小さすぎます。

 あれでは心に栄養が足りない
 だから、我々はずっと飢えているのです。

 でも、どうやらみんなそうらしいんですよ。
 本気で彼らは、あの小さな夢を食べて生きてるんです。
 心が痩せるわけですね。

 私はいつも、誰かからあふれてしまった
 でっかい夢のおこぼれを集めて食いつないでたんだけど
 今は、なかなかお目にかかれない。
 お腹は空くし。。。それも限界がきました

 だから、神様を誘拐したんです。
 あなたの行くはずの天国の神様ですよ。
 どうします。
 ほっておきます?」

私はしばらく考えて
今持っているありったけの夢を男にくれてやった。
もちろんまだ、たりないだろうが
さっきかじりかけてたお気に入りの夢まで渡してやった

残りはまた、次に会うとき。。。
また夢をみてくるから
でっかいでっかい夢持ってくるから
それでいいかい?

私は夢見ること好きだから
それほど大変なことではないけれど
夢を食べることで心は成長するのだから
私の心はやせ細るかもしれない

それでも、神様のいない天国はいやだ
神様に何かしてほしいからじゃない

だって。。。そこの神様は何を隠そう私なのだ
男は、誰を誘拐したのだろう
そしてなぜ、私のところに来たのだろう

私の身代わりになった私より神に見えたそいつ
私はどうしてもそいつに会いたくなった
神様よりも神様なヤツ
興味がわくじゃないか

男の誘拐した神様に会う
これが私の夢になった
夢はムクムクと湧き出し広がり
世界を覆いつくしていった

ムクムクと夢に覆われた世界を見て
男は言った

「あぁ、これだけあれば十分です。
 さっそく神様をあなたのゆく天国へ返しましょう。
 これで私も飢えることはなくなる。。。
 ありがとう、ほんとうにありがとう。。。

 あとどのくらい後になるかはわからないけれど
 あなたが死んで天国へ行ったら
 神様によろしく伝えてください。
 神様のお陰で、いきていけるようになりましたと。。。

 では、さようなら
 お元気で長生きしてくださいね。。。」

男は帰っていった
どことも知らない場所へ。。。

さぁて、私も天国へ帰るとするか
戻ってきた神様の顔を拝みに。。。
そいつが神様なら
私の望みも叶えてくれるだろうか

神様なんてやめたい!!!
っていう古くからの望み

………。

叶いそうな気がする。
だって、今日からそいつが神様なのだから

どんな顔をしているのか
楽しみだなぁ
あの誘拐犯。。。

いいやつだったな。

MC900357131.jpg

ここで夢が途切れた
他愛のない夢の話である
MB900442116.JPG


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親友 [小さなお話]

何で教えてくれなかったのかって?
親友だろってか?

君のそういうとこが嫌なんだ
僕が君に何でも話すなんて
思わないで欲しい

君は、僕のことなら
何でも知っていると
思ってるけど
何にもわかっちゃいない

だって。。。
実は、僕は前から
君が大嫌いなんだ

えっ、どれほど嫌いかって?

そうだなぁ
今すぐ、隕石が君の頭に落ちてきて
死んでくれないかなぁと思うくらい

。。。かな

おいおい
ちゃんと聞いてるか?
こんなこと言いたくて
言ってるわけじゃないんだ
君が聞きたがったんだろ
居眠りなんかするなよ

。。。っで

この際だから、言っておくけど
君は僕のことを
占い師だって思ってるよね
でも、僕は占いなんかできない
ちょっと特殊な能力があるだけなんだ

言ったことが現実になるって能力さ
まぁ、10回言ったうちの
1回か2回くらいのもんだけどね


……。

だから、寝るなって言ってるだろ

あれ?
寝てるんじゃないのか?

おぃ…

あっ、死んでる

そっか、隕石に当たったのか…

ほらほら、言わんこっちゃない
君がいらんことを聞くから
本当になっちゃったじゃないか…

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お久しぶりです。。。

娘が、出産に向けて入院しました
双子ということで
だいぶ早めの観察入院です

休日には
娘のところへ行っています

病院勤めの私は
仕事も休日も病院

そこで、いろんな方をみていると
生きることの不思議と
今あることの奇跡を
考えさせられたりします

ふと。。。
思い付きで。。。

電子書籍に作品を
少しずつ載せることにしました

古い作品ですが
表紙をつけると
馬子にも衣裳。。。(笑)

形にこだわること
そんなことは無駄だと思っていましたが

形に残すこと
それも人生においては
大切なことかもしれないですね

少しだけ心境が変化をしてきています

よろしければ
お暇なときに
遊びに来てください


春ばぁちゃん #puboo http://p.booklog.jp/book/102612


穴 #puboo http://p.booklog.jp/book/102555


天の川の真ん中で #puboo http://p.booklog.jp/book/102518


それにしても。。。
来月には祖母!!!

自分でもにわかには
信じられません

人生っていうのは本当に
何があるかわからない

どんでん返しの繰り返し

今はただ。。。
娘と孫たちが
無事に家族になれるようにと
祈るばかりです。。。

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