年が明けました [日々のこと]

父が入院した
もう、89歳
認知症が進行して
家庭でのケアも限界
介護施設はどこにも入れなくて
結局、病院へということになった

日本語もわからなくなってきた父
自分が誰でどこにいるのかもわからない父
ほんの数秒前の記憶すらなくす父

病院でも食事を拒否
薬も拒否
水分も拒否
。。。らしい。。。

感情もコントロールが出来なくなっているので
怒鳴ったりもしている。。。らしい

病院側も対応に困って
実家に電話が入るありさま

よくここまで。。。
こんなになるまで。。。
自宅で介護出来ましたねぇ

と言われたらしい
介護出来てたわけでは決してない
ただ。。。入れてくれる施設が無かった
だから、母が老々介護して
何とか今まで過ごしてきた

父の尿道ストマ。。。
これを交換できる施設はなかなかなかったし
まだ、歩ける父を受け入れる施設もなかった

動ける認知症。。。
これは、嫌われるんだなぁ

入院するとすぐに寝たきりになりますよ
病院の先生にはそう言われたけれど
動けるうちは受け入れる施設が無いのなら
この入院は。。。
言葉は悪いけれど
寝たきりにさせるための入院でもある

精神的に参っている母
もっともだと思うけれど
母も限界だった。。。

これで、施設に空きが出来て
受け入れってことになれば
そこでリハビリのカリキュラムが組まれるそうだ

おかしな話。。。

動けるから受け入れられないって言われて
寝たきりになって受け入れられたら
動けるようにリハビリするのか???

家族としては複雑

ただ、ほかに選択肢もなくて
そうせざるを得ない

父にとってみれば
どこかもわからない病院で
毎日、パニックだろう。。。

それもそれで
可哀想ではあるけれど

少しずつ、全てが変わってゆくのがわかる
幼いころ。。。
私を守ってスーパーマンになってくれた父が
今や。。。私のことはわからない
古い記憶の中にダイブして
タイムトラベラーとして生きている

父の帰りたがる生家は
もうすでにないし
会いたがっている兄弟たちは
この世にはもういない

切ないね。。。
それでも大切な父だ
少しでも楽しい時間が過ごせればいいのだけれど
そんなことを思ったりする

父は入院した
それは、終わりに向かう第一歩

何か、切ないね
仕方のない切なさに
打ちひしがれている。。。

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