伝説のペーパードライバー

ブログともだちのリンさんに
教習所のお話をぜひ。。。？
というリクエストがあったので

ちょっと書いてみました。


あの。。。これ。。。実話です。
よろしければ、お読みくださいませ。







『伝説のペーパードライバー』

久々に。。。近所の人に言われた。。。

「車、運転しないの？？？」

確かに、このド田舎に住んでいて

車を運転しないっていうのは。。。
不可解に思われても仕方が無い。

しかも、私はゴールド免許証の保持者。。。

さらに。。。マニュアルも運転できる。。。
普通免許を持っている。

ただひとつ、問題があるとすれば、

免許はあるが、技術はない。

そんな私を、、、ペーパードライバーと人は呼ぶ。


思えば、数々の伝説を。。。教習所に残した。

中でも、一番記憶に残っているのは。。。
路上。。。の時の失敗かなぁ～。

えっ？？？

聞きたい？？？

う～ん。。。

じゃあ、ちょっとだけ。。。


私の苦い苦い教習所の想い出
話しちゃいましょっか。ｸｽｸｽ(´艸｀o)ﾟ.+:

「路上教習」
私はこれが苦手だった。

だって、視界が広い。

タコメーターを見ていると
信号が目に入らず

信号を気にしていると
自分が今、どのくらいの速度で走っているのか
把握できなかった。

あの日も、そう。。。
緊張に顔をこわばらせながら走っていた。

一般道路を教官と二人
恐怖のドライブだ。

教習コースには踏切があった。

一旦停止。。。

そして、安全を確認した後
ゆっくりと踏切に進入していく。

よしよし。。。
大丈夫

そう思ったその時だった。

なんと、踏切の真ん中で
私の車がエンストをおこし。。た。

えっ？うっそぉ！！！

それだけだって、パニックなのに

こともあろうに。。。
私が踏切の真ん中にいるにもかかわらず。。。

無情にも踏切が。。。なり始めた。

やだっ
マジっ？
どうしよう！！！

心臓は、未だかつてないほど激しいリズムを刻んでいた。

エンジンが止まったら。。。
かけ直す。

この当たり前でかつ常識的な行為がひどく難しかった。

そう。。。

慌てた私は、エンジンひとつ
まともにかけ直せなかったんだ。

ただでさえ。。。想像力のたくましい。。。
いや。。。妄想力の強すぎる私の頭の中は

当然。。。(T_T)。。。ってなことを考えてしまった。

考えている場合ではなかった。
エンジンをかけ直す場合だった。

今ならわかる。。。

でもあの時。。。
死の恐怖を。。。。
全身で感じてしまっていた。

そうなると、もう駄目。。。
とるべき方法は、たった一つしか思い浮かばない。

次の瞬間。。。
私は迷うことなく、命欲しさに教習車を捨てて
ひとりで外へ逃げようとしたのだ。

だって、怖かったんだもん！！！

教官が、

「どこへいくんだぁ！！！ばかやろう！！！」

と叫びながら、私を押さえにかかる。

「だって、電車がぁ～・・・」

と泣き出す私。

「慌てなくていいから、エンジンをかけろ。。。なっ。。。」

さっきの怒号とはうってかわって。。。
今度は、優しい声を出す教官。

「大丈夫だから、ゆっくりやってみろ。
　電車はまだ来ないから。。。
　なっ。。。できるだろ。」

この教官の車には
それまで何度か乗ったことがあった。

だが、こんな優しい声の出る人だとは思ってもみなかった。

その声と裏腹に
教官の両腕は。。。
私の腕をがっちりつかんでいた。

逃げられない。。。

仕方がないので、、、
もう一度だけ。。。エンジンをかけ直す。。。

やった、かかった！！！

今度はエンストしないように慎重に。。。発進！

踏切の遮断機に車が少しぶつかったけど
電車にぶつかるよりはマシ。


危機一髪。。。助かった♪(￣ー￣； ﾋﾔﾘ

。。。そのあとは、もう思い出したくないほど。。。


怒られた。

あの優しい声を出していた教官が
鬼に変わった。。。

……あたりまえだが。。。


私の苦い苦い想い出である。

免許をとって、何年かして。。。
私の通った教習所に行っている後輩と話をした。

「なんだか、今日。。。教習所で聞いたんですけど
　何年か前、踏切の途中でエンスト起こして
　車を捨てて逃げようとした生徒がいたらしいですよ。
　いるんですね。そんな人。。。あはははっ。」


(;ﾟдﾟ)ｪ..

もしかして、私？

あの教官、喋ったな。。。

そして、私は。。。
伝説になった。（笑）
　




そんな私でも、なんとか免許がとれてしまう。。。

この国の国家資格制度は。。。
おかしくはないだろうか？？？

大きな疑問を胸に秘めつつ。。。
今も自主的に、、、車の運転をやめています。

私のそんな逸話の数々を聞かされているだんな様は

私に、「運転しろ！！！」とは言いません。

私も、運転しようとは思いません。

これも世のため人のため。。。さらには。。。



この国のため。。。
って、大げさか……)))))))))))(￣ー￣;)/




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コメント 12

あごが外れたか・・思いましたわ（爆）(*^。^*)
はぁ…涙まで出てきましたわ（爆）（爆）

すごい経験ではないですか～
なかなかできることではないですよ～＾＾
なるほど・・・伝説・・あ・・またあごが・・・（笑）

私も・・車にガソリンと灯油を間違えて・・入れそうになりました。
入れそうになった時　店員さんが飛んできました。
本当に飛んできたんですよ（＝v＝）

よかった・・今があって・・お・た・が・い＾＾
by sinon (2011-02-24 22:48) 

ごめんなさい。
わ‥笑いました。
思いっきり笑い続けちゃいました。
これって武勇伝ですね。
他にもあるでしょ？武勇伝。
これを踏まえて小説を書けばとてつもなく面白いものになりそうな予感。
by 海野久実 (2011-02-25 00:33) 

逃げちゃうところはこどもだった　かな？？
教習所の先生の対応（優しく）はマニュアル化されています。　←想像です。

ナイスな逸話ですね。
by iwaciwac (2011-02-25 12:52) 

娘が、教習所へ行ってた頃を思い出しました。
涙・涙・涙の運転免許。それでなくても不器用な娘が、
免許を取りに行ったのは冬でした。
恐怖の路上練習。交差点が雪の山で視界が悪く、なかなか
発進しない娘に、教官がいった言葉。
「雪がとけるまでここにいるのかい？」むっとして帰ってきた娘
の話を聞きながら笑いこけてしまいました。
本人はいたってまじめに話をしている。余計におかしくて、
おかしくて。。。
こんなこともありました。あのおとなしくてまじめな娘が、
教官に、「私はもう辞めます。免許なんかいりません。」
と帰ってきた翌日、学科があったのでしかたなく、スクールバス
に乗ったら、なんと、娘の教官が運転していたそうです。
今まで、一度もそんなことがなかったのに。しかたがなく、
しらんふりを決め込んでバスに乗ったそうです。
教官もなにも言わず、なんとかクリアと思ったそうですが、
下車するときに、「○○ちゃん。今日は、学科かい？」と声を
かけられ、しかたなく「ハイそうです。」と頭を下げ答えたとか。
家に帰ってきて、なんでそうなるのと、娘はプンプンですが、
私は、おかしくて、おかしくて、涙が出るほど笑いました。

娘もゴールドのペーパードライバーですよ（笑）
by haru (2011-02-25 13:01) 

わあ、さっそく書いてくれたんですね。
ありがとう。

いろいろ想像していたけど、これは想像を超えていました（笑）
伝説になるのもわかる（ごめん）
でも踏切でエンストなんて怖すぎる。
でもせっかく免許あるのに、乗らないのはもったいないですね。私は毎日運転してますよ。
by リンさん (2011-02-25 21:44) 

これはかなりの武勇伝ですね（笑）
ちなみに、うちの母は、免許取りたてのころ、図書館の植木をなぎ倒しました（笑）
by サイトー (2011-02-26 01:15) 

＞ sinonさん
コメント、ありがとうございます。
楽しんでいただけたみたいで、良かったです。

本人はいたって。。。おおまじめに
教習を受け取りました。。。
がっ。。。
教習所のパイロンは踏み潰して壊すし。。。
方向転換にいたっては。。。全くお手上げ。
たったひとつのハンコをいただくのに7時間かかりました。

そんなこんなで。。。ペーパードライバー。。。
まぁ、当然と言えば、、、当然？
by 春待ち　りこ (2011-02-26 06:32) 

＞海野久美さん
笑って。。。いただけました？
それは、何よりです。
このてのお話は。。。はずかしながらたくさんあります。
教習所に限らず。。。いろいろ。。。(ﾉ_-;)ﾊｱ…

武勇伝？
なんでしょうか。
小説にすると、完全にコメディですね。
まだ、未知の分野であります。
今度、挑戦してみようかな。。。
(・・*)。。oＯ(想像中)
ちょっと、恥ずかしすぎるかも。（汗）
by 春待ち　りこ (2011-02-26 06:38) 

＞ iwaciwacさん
そうですよね。。。逃げだすなんで。。。
子供ですよね！！！

でも私。。。今でも。。。
同じ状況になったら逃げるかもしれません。
あの頃より、パワーアップしているので
今度は教官の腕を振り切り。。。
いちもくさんに。。。安全地帯へ（笑）

教習所の教官ってたいへんですね。
いろんな人がいるから。。。って私がいうか！！！
(^w^)ぷぷぷ・・・
by 春待ち　りこ (2011-02-26 06:42) 

＞haruさん
娘さんも苦労されましたね。
気持ちがわかります。
でも。。。笑っちゃいました。ｸｽｸｽ(´艸｀o)ﾟ.+:

免許なんていりません。（ｷｯﾊﾟﾘ）
と何度言いたかったか。。。
でも、それまでつぎ込んだ金額を思うと
言えませんでした。。。

今では、高い身分証明書として
レンタルビデオ屋さんで役に立ってます。。。
会員になるときとか。。。
そのくらいしか、使い道がありません。
私の免許。。。(ﾉ_-;)ﾊｱ…
by 春待ち　りこ (2011-02-26 06:46) 

＞リンさん
はい。早速書いてみました。
楽しんでいただけたら、幸いです。

ひどいもんでしょ！！！
自分で言うのもなんですが
最低の生徒です。

逃げようとするなんて。。。ねぇ。。。

でも、人間いざとなると
命を優先する。。。

身をもって、勉強させていただきました。

……って、単に私が自己中なだけ。。。
という気もしますけど。(~_~;)
by 春待ち　りこ (2011-02-26 06:50) 

＞サイトーさん
いやぁ～。。。
お恥ずかしいです。

教習所では、いろいろやらかしました。
結局、運転に向いていなかったんでしょうね。（笑）

お母様。。。
図書館の木をなぎ倒した時は、、、
びっくりされたでしょうね。
なんだか。。。他人事と思えないなぁ。。。(~_~;)
by 春待ち　りこ (2011-02-26 06:54)