悔いと未練に送られながら [詩]

未来に心底、絶望し
明日からまるで逃げ出すように
命を落としてゆくよりも
ささやかでいいから希望を持ち
明日を楽しみにしたままで
できればそのまま。。。
深い眠りにつきたいと願う

こんな時代だ

ともすれば、この世の全部何もかも
一切合切嫌気がさして
生きることすらやめたくなる
そんな日も
たしかにあるにはあるのだけれど

それでもやっぱり
悔いなく死ぬなんてまっぴらごめん

明日の夢に手を伸ばしながら
未来に未練たっぷり残して
ちょっと悔しい顔でもしながら
私は逝きたいんだよ

まだまだ生きたかったって
もう少しやりたいことがあったんだって

だってさぁ。。。
満足のいく人生なんて
本当はどこにもない
これで充分なんて
絶対絶対思えない

昨日より今日
そして、今日より明日
そう望んでしまう
そう願ってしまう

でもそのことこそが
もしかしたら。。。

幸せだってことなんじゃないかなって
そんなふうに思うんだ

明日も生きたいと思うのは
命ある今日が
確かに幸せだった証

そして明日はもっと幸せになる

そう思えることこそが
私の望む贅沢な人生。。。

それは、そう。。。
最後の最期の一呼吸を終えるまで

だから。。。やっぱり

悔いなく死ぬなんてまっぴらごめんだ
明日掴むはずのでっかい夢に
この手を必死に伸ばしたままで

すっごく悔しい顔をしながら
私はその日を。。。
その瞬間を。。。
迎えるんだと思う

夢半ばで終わる無念の人生

たぶんそれが、私の人生のスタイル

最期まであきらめの悪い奴でいるよ。。。
あきらめの悪い奴でいたいと思うよ。。。

そして、私もいつか逝く
悔いと未練に送られながら。。。

くまと流れ星.jpg


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